生産体制・研究開発体制
高品質と高付加価値を提供する
半導体デバイスの製造で重要なのは、機能に対する品質評価とそれを形にする生産技術です。
当社は半導体デバイスの製造から各種パッケージアセンブリ品に至る、一貫した生産体制を確立するとともに、各種規格への準拠を目的とした独自の品質保証体制を構築しています。
独創の製造ノウハウをもとに最新鋭の設備と最先端の技術を駆使し、お客様の満足を得る高品質・高付加価値の製品を生み出しています。
『大量生産』と『多品種少量生産』、両方のノウハウを駆使
現在、当社は「光半導体デバイス」分野では多品種少量生産によるニーズ対応力を、「球状太陽電池」分野では大量生産によるコスト競争力を強化しています。
一貫した生産体制を活かしながら、製品の特性に合わせて生産手法を変えることで、お客様の要求を満たしています。
特に光センシング用デバイスにおいては、従来からのハーメチック封止、エポキシポッティング、樹脂モールドに加えて、近年、表面実装とトランスファールドの製品の生産に力を入れており、ハイレベルな生産技術の確立に努めています。
また、最新の技術動向をキャッチしながら、絶え間なく技術革新を進めていくために、設計・製造・品質評価などあらゆる工程に最先端の設備機器を導入しています。
独自の品質保証システムを駆使して、高品質を実現
当社では独自の「品質方針」を掲げ、よりお客様に満足していただけることを目指して品質向上に継続的に取り組んでいます。
新規開発の製品に関しては、日本のJEITA規格や光通信用テルコーディア規格に準拠した動作試験、環境試験および寿命試験を厳格に実施しています。
例えば受光素子なら、製造ロットごとに高温・高バイアス動作試験にかけて経時変化の記録を採取・保存するとともに、検査データの統計処理による分析と故障の解析を行っています。
この結果、長波長帯光通信用の受光素子において、10FIT以下というきわめて高い信頼性を達成しています。
お客様の開発依頼に素早く対応し、短期間で製品化
求められる製品を可能な限り短納期で、高い品質を確保してご提供するために、当社では営業・開発・生産管理・製造の4部門が緊密に連携。場合によっては、そこに品質保証部門も加わって、お客様に依頼を受けてから製品化までのリードタイム短縮を追求しています。
さらに量産化にあたっては、自社の製造部門を“マザー工場”と位置づけ、ここで培ったノウハウと管理力をもとに、生産の外部委託も積極化。品質・納期・コストのすべての面において、お客様にご満足いただける製品を安定供給します。
コア技術を深耕し、“可能性”を創出する
当社は研究開発型企業として、保有技術を活かした特徴ある製品づくりに挑みつづけてきました。
その代表的成果が、北海道空知郡上砂川町の無重力実験センター、JAMIC(Japan Microgravity Center)の施設の活用からヒントを得た高純度半導体結晶の創製技術とその応用製品の球状太陽電池スフェラー®であり、また半導体プロセス技術を利用した紫外線や近赤外線領域をカバーする発光や受光デバイスなどです。
培ったコア技術を深耕し、さらに当社の知的財産を活用しながら保有技術の融合を図ることで今までない画期的な製品を開発し、より幅広い分野に付加価値を提供していきます。
既成概念にとらわれない技術開発
コア技術の深耕により、新規の光デバイスを生み出すことは研究開発型企業である当社の使命です。
長年培ったセンサ技術、発光・受光技術、送信・受信技術、を駆使し、以下の2つの分野においてニーズ対応型のビジネスから、先行開発・提案型のビジネスへと転換を図っています。
現在、光通信分野ではネットワーク監視系用の世界最小径ミニキャンピグテールやFTTH向け双方向通信用長焦点フォトダイオードなど各種モジュールを開発しています。
また、光センシングの分野でも紫外線量計測用UVセンサーやペルチェ電子冷却付きInGaAs・InAs長波長フォトダイオードを新規開発しており、更にトランスファーモールプロセスによるSMDの受・発光デバイスの製造技術の開発にも鋭意取り組んでいます。
お客様のニーズをカタチにするカスタム技術
オプトデバイスはその使用状況や用途によって、求められる特性や形状、信頼性水準などが大きく異なってきます。
そこで当社は、かねてよりお客様の特殊なニーズにも的確にお応えできる開発体制を整備。光半導体チップ、パッケージ製品、モジュール製品などの設計・開発から生産、信頼性確認まで一貫して行い、お客様のニーズを満たす製品をつくりあげています。
お客様の固有の問題に徹底して取り組み、難易度の高いカスタム製品についても短期間に試作・製品化。「京セミに頼めば安心」と多くのお客様から高い評価を得ています。
独自の発想が生み出した、球状太陽電池「スフェラー®」
スフェラー®は形がユニークなだけでなく、特性も従来の平面タイプの太陽電池に勝る“球状” 太陽電池です。
スフェラー®はあらゆる方向から入射する光を利用するため効率がきわめて高く、強度や耐久性にも優れています。
さらにスフェラー®同士は自由自在に接続でき、特殊な樹脂に封止すればシースルー性とフレキシブル性を兼ね備えた太陽電池にもなり、多様な形状にモジュール化できます。またスフェラー®を直列に連結すれば高い電圧が得られるため、水の電気分解などに利用することもできます。住宅用電源としてはもちろん、自動車などへの応用にも期待がかかっています。






